け い ざ ん の D I Y 工 房

◆Home
◆住まいの D I Y
◆パソコン D I Y
◆ROBOT D I Y
◆電子工作 D I Y
◆Science

●寒くて結露する原因はアルミサッシ(2)

 2015.03.01

日本は世界から見て、ものづくり先進国とか超一流の工業国などと
いったイメージをもっていますが、窓に限っては全く逆で、
日本の工業製品の中でほぼ唯一といっていいほど、
レベルの低い状態が続いている様です。

世界各国は窓の断熱性能に対して「熱貫流率」という指標で
その最低基準を設けています。
これは、U値と言い単位はW/m2(平方メートル)・Kです。
U値は数値が小さいほど熱の出入りが少なく高性能である事を
示しています。
日本は非常に残念ながら、いまだにこの最低基準すらありません。
よくあるアルミニウム製の枠に単板ガラスを使った窓は、
U値が6.5W/m2・Kと、とんでもなく低性能な値ですが、
今もこうしたタイプの製品を販売することが許可されています。
つまり、日本人は諸外国に比べて、非常に粗末な家に住んでいると
いう事になります。

日本の住宅の大半は、こんな性能の悪い窓で作られており、
それが単板ガラスや複層ガラスであっても、
冬は寒くて暖房費がかさみ、夏は暑くて眠れない家ばかりです。
このため、冬はエアコンとガス又は灯油などを使用して
CO2を大量に放出して、夏はエアコンで電気を大量に消費する。
現在電気は、原子力発電が稼働していないので、
火力発電でLNGを燃やして作るのでCO2の排出量が増えている訳です。
日本はこんなにエネルギーの無駄使いをしている訳です。
日本中の5,700万戸の家からアルミサッシを無くしてしまえば、
CO2の削減目標など簡単にクリアできる様に思います。




 次へ → 寒くて結露する原因(3)



----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
・けいざん美術館
・Blog 油絵もろもろ
・EXCEL VBAであくせく
・けいざんの食べログ


                 Site Designed by Kasio Keizan