● 人工知能(AI)の種類
2021.10.03
RaspberryPi の 4WD Car を自動運転で動かそうとすると、
どうしても人工知能(Artificial Intelligence) を使用しなければなりません。
人工知能のイメージ
この AI にはどの様な種類があるかというと、機械学習(Machine learning)と
深層学習(Deep learning)に分けられます。
Googleは 2015年にTensorFlow という AI を開発して公開しました。
Google は太っ腹ですね、このSoftWare は誰でも無料で使用する事ができます。
その後、Facebook が 2017年に自然言語の検索を目的とした PyTorch という
AI を開発しました。
この SoftWare も公開されており、無料で使用する事ができます。
これらの SoftWareは、誰でも無料で使用出来るので 2015年以降は様々な分野で
急速にAI を使用したサービスが始まっています。
1. 機械学習(Machine learning)
大量data を Computer に学習させて、ルールやパターンを作り出す技術です。
●教師あり学習 (supervised learning)
「data」と「答え」をセットで用意して学習させる方法。
例
・お店の売り上げを、天気、曜日、気温によって予測したい時
・迷惑 mail の振り分け機能(特定の単語を△個含んでいれば迷惑mailにする)
●教師なし学習 (unsupervised learning)
正解がない学習方法であり、現在あるdataから規則性や傾向を導き出す時に
使います。
例
・ワインを、酸味とアルコールの強さでgroup 分けする。
・アンケート回答の分類で、傾向をみる。
・顧客data から性別・年齢・職業で分類して売上の傾向をみる。
●強化学習 (reinforcement learning)
試行錯誤しながら一定期間で「目的を達成するのに最適な方法」を
探し出す学習。
例
・お掃除ROBOT ルンバは、最初は壁にぶつかるが、
学習が進むと壁を避ける様になります。
2. 深層学習(Deep learning)
機械学習の手法の一つで人間の脳のしくみ(neural network)を模倣した AI。
人間の神経細胞(neuron)のつながりを参考に作られています。
data量が十分にあれば人間がひとつひとつ手を加えなくても、
Computer が自動的に dataの特徴を見つけ出してくれる技術のこと。
このため人間が予想していない結果を出してくる場合もあります。
例
・自動運転技術
・顔認証
・AlexaやSiri
・音声の文字起こし
・Google翻訳
・Facebook 誹謗中傷などの自然言語検索
人工知能の概念図
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