● M.2 SATA形 SSDと M.2 PCIe形 SSDの違い

　2022.08.01

【M.2 SATA と M.2 PCIeの違い】
　SSDには、従来のHDDをベースにした規格で作られた SATAインターフェース型と、
　最初から SSD Memory をアクセスする様な規格で設計した M.2 PCIe 型があります。
　従来型の SATAでは発熱問題や Sleep の問題は少ないのですが、その代わり動作は遅いのです。
　この M.2 型の SSDは手で触れないぐらいの高温になります。
　この熱から SSDを保護するために、使用しなくなると Memoryは Sleepして読み取り専用になるのです。
　大容量の SSDはまだ開発進歩の途上にあり、発熱問題を解決するための技術が確立されていないので、
　この様な問題が出てきます。



　SATA形 HDD (左)　M.2 形SSD (右)

512GB　M.2 PCIe形 SSD　端子形状は M-key	1TB　M.2 PCIe形 SSD　端子形状は M-key
128GB　M.2 SATA形 SSD　端子形状は B&M-key	500GB　M.2 SATA形 SSD　端子形状は B&M-key

　M.2　 には大きさが３種類あります。



　M.2　端子形状の種類





【パソコンの DISKの進歩】
　Windows7や Windows8時代のパソコンは SATA形 HDDが主流で使用されており、
　SATA形 SSDはまだ少数派でした。
　Windows10になると SATA形 SSDも安くなり、多くのパソコンで使用される様になり、
　パソコンの操作性もよくなりました。
　Windows11は最初から M.2 が使用されているパソコンが増えてきたので、
　パソコンが薄くなり軽量になってきました。


　機器実装のイメージ




　M.2 外付けアダプター




　従来のHDDをベースにした規格で作られた SATAインターフェース型と、最初から SSD Memoryを
　アクセスする様な規格で設計した M.2 型では Windowsを起動する時間がかなり違います。

　M.2 SATA形と M.2 PCIeの Win10 起動時間の違い

種 類	maker	型 番	容 量	構 造	O S	起動時間
M.2 SATA	H P	S700 2DP98AA#UUF	250GB	3D TLC NAND	Win10	28秒
M.2 PCIe	WDC	WD Blue SN550	1 TB	3D TLC NAND	Win10	16秒