● Chrome book ASUS C302CA F6Y30

　2018.11.04

GoogleのChrome OSを使用したChrome book パソコンが安く買える時代に
なってきました。
今までのノートパソコンは安くても6万円ぐらいで、高性能の物は10万円以上
であり MemoryやHDDの容量を多くすると 20万円出さなければ買えませんでした。
Chrome bookは、Internetに接続するだけの機能に特化したパソコンですが、
文書作成や表計算Softも使用する事ができます。
中学生・高校生・教育機関向けを販売対象にしており3万円から6万円程度で
買えます。
これは、SeniorのUserにも十分使用できるパソコンといえます。

Chrome bookのよいところは、OSが軽いので電源立ち上げ時の動作速度が、
Windowsと比べ物にならないくらい速くて約７秒で立ち上がります。
また、Hard Diskの容量が小さくても十分ですし、Memoryも少なくて十分です。

軽くて持ち運びに便利な様に、画面が12.5inchで、厚さ13.7mm、重さ1.2Kg、
駆動時間が10時間以上の機種を選択して、TabletでもNote PCとしても使用できる
様な Flip 型の機種となると価格が 67,750円になってしまいました。

Memoryは、Windows機と比べると小さくて4GBしかありませんが、
それでも操作した感じは、さくさく動いてYouTubeの4K動画を再生しても
カクカク感やコマ落ちもありません。
Chrome bookは、アメリカの教育機関では、60%の普及率のようですから、
今後日本でも教育機関向けに拡大していく事が予想されます。



ASUS Chromebook C302CA 機能仕様

・ CPU ・ CPUスコア ・ RAM ・ Disk容量 ・ Display ・ 画面解像度 ・ WiFi規格 ・ Bluetooth ・ USB ・ TF Card ・ O S ・ 駆動時間 ・ Battery ・ 寸法　W×H×D ・ 重 量 ・ 発売時期 ・ Chrome OS (AUE)

intel Core m3-6Y30　2Core　900Mhz　最大2.2Ghz 1759 4GB LPDDR3 PC3-14900 　 オンボード/増設不可 SSD：eMMC:64GB　　　　オンボード/増設不可 12.5 inch 1920×1080 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 USB Type-C ×2 micro SDXC Chrome OS 10.2時間 型番:C21N1613　電圧:7.6v　容量:4900mAh　39Wh 304.4×13.7×210.2 (mm) 1.2kg 2017年7月 自動更新の有効期限　2023年6月

　ASUS Chrome book C302CA外観

● ASUS C302CA　Linux install 出来ない

ASUS C302CA には、Linux が install 出来ない仕様だった。
同様の他機種は install できるのに この機種だけ出来ない。
原因は搭載している CPU の種類が intel core-m だから出来ないのです。
普通のChromebook は Linux Crostini が使用出来るが ASUS C302 は
Linux Crouton を install しなければならず、これはかなり面倒な様だ。
Developer Mode にして Crouton 起動するたびに Ctl+D を打ち込まなければ
Login 画面に行かないし、起動時にすさまじいビープー音が出るので、
これは毎回聞きたくない。

立ち上げが遅くて、すぐ固まる Windows は、もう使用したくないので、
Linux の上で動作する Web Page 作成 Soft を使いたいだけなんだけど。

1. Windows	teraPad (Windowsのみ) ATOM　(Linux版も有) VScode (Linux版も有)
2. Chromebook	Android に使いやすい Editor なし。 Croutonを installすれば Developer Modeで Linux使用可
3. RaspberryPi	ATOM の RaspberryPI 用は install が面倒。 MicroSoft VScode が使用可

現状の選択肢としては、Chromebook への App install はあきらめて
RaspberryPi に VScode を install するしかない様だ。　(2021.06.03時点)


Githubが Atom Editorの開発を 2022年12月15日で終了すると発表。
使いやすい Editorだったのに残念。
(2022.06.08発表)

● ASUS C302CA　Linux 使用可能になった

Chromebookの Softwareの versionUPが行われて、
Linuxが使用できる様になっていました。
設定を開いて、詳細設定⇒デベロッパー⇒Linux開発環境を「ON」にすれば
Debian 11 (buster)を installできて Linuxが使用できます。
いつから出来る様になったんだろう。
これは、うれしい。

ただしまだ supportされていない機能があります。
1. cameraは supportされていません。
2. Android Deviceは USB経由で supportされていますが、他の Deviceは
　 supportされていません。
　 Android Emulaterは supportされていません。
3. HardWare acceleration (GPU, 動画 decordを含む)は
　 supportされていません。
4. ChromeVoxは Default Terminal APPでは supportされていますが
　 他の Linux APPでは supportされていません。


Chromebook Linux



　Linux SetUp詳細はこちら　⇒　Chrome bookに Linux install

● ASUS C302CA　自動更新 有効期限 (AUE)

　Chromebookには自動更新の有効期限(AUE)というものがあります。
　世の中に期限なしで Update サービスを永久的に受け続けられるなんて事は
　ありません。
　Chromebookもこの期限を過ぎると Updateのサービスはなくなります。

　ただし、この自動更新の期限がきたら Chromebookが使用できなくなる訳では
　ありません。期限を過ぎてもそのまま使用を続ける事ができます。
　Windowsと違って Chromebookは Programを installする事はあまり無いので
　ウイルス対策などほとんど考えなくてよいのです。
　影響があるのは Google Browserや拡張機能のUpdateなどがなくなるため、
　操作性の向上が受けられなくなる程度と考えてよいでしょう。
　
　Googleも公式見解として、自動更新期限を過ぎたら他 OSへの載せ替えや
　再 installなどを考えるより、継続して使用する事を推奨しています。
　無料で使用できる Chrome OS Flexを自動更新期限が過ぎた Chromebookに
　再installする事はできません。
　また、他 OS (Linuxなど)に install変更するには、裏蓋を開けて内部にある
　書き込み防止ネジを取り外さなければなりません。

　この自動更新有効期限は、販売している機種毎に設定されており、
　買ってから約5年先程度と考えてよいでしょう。
　バーゲンの格安品は 2〜3年程度しか無い機種もあり、買う時に注意が必要です。

　でも逆に考えれば、余計な Updateが来なくなるし Chromebookは Windows
　みたいにウイルスが頻繁にくる訳でもないので、うっとうしくなくなるかも。
　しかし多くの人が経験している様に、操作速度が遅くなる事と、機能の陳腐化が
　先に出てくるようです。

● ASUS C302CA　Battery 交換

　約5年も使用していると、電源を入れてから2時間経過したら Battery容量が
　100%から50%まで低下する様になってしまいました。
　買った時は駆動時間が10.2時間の仕様ですから、5年で半分以下まで下がり
　Batteryの劣化が進んでいます。
　
　もう ASUS C302CAは Batteryを交換する時期にきています。
　交換用 Batteryは、日本国内でも販売されていますが値段に大きなバラツキが
　あります。
　最安値： 5927円　・・楽天
　最高値：17301円　・・楽天・Amazon
　同じ物なのに、なんでこんなに差があるのだろう。
　もっと安いのは中国のアリババで 2200円で売っている
　こちらは、1〜2ヶ月かけて中国から直送してくる。
　
　型番:C21N1613　電圧:7.6v　容量:4900mAh Battery




　Battery交換をしようとしたら、裏蓋が開けられない。
　ネジが 米 形のドライバーを買わないと開けられない。
　これは精密ドライバーの T5 という番号でした。



　裏蓋を外して分解する。
　筐体の半分以上を Batteryが占めています。
　Memoryと SSDは直付で増設はできません。




　Batteryを取り除くと mouse padと Key Boardがでてきます。




　ネジ止めだけなので、Battery交換は iPadや iPhoneより簡単にできます。

　【使用してみて。】
　Batteryを交換して満充電をして充電器を取り外した直後の表示では、
　残り5時間30分と表示される。
　実際も駆動時間も5時間30分程度だった。
　仕様の10時間というのは、通常使用状態での駆動時間とは違うのかも知れない。
　いや、安い中国製に飛びついて、またしても中国製にだまされたのかなぁ