●ブルーレイレコーダーのハードディスク換装
2012.07.02
Panasonic製の Blu-ray DIGA 旧機種を、ヤフオクで安く手に入れました。
ハードディスクの容量が 320GBのためすぐに満杯になるので、
ハードディスクの換装にチャレンジしました。
インターネットを探すと、改造マニアのサイトや2チャンネルに
改造マニアがいっぱいいるんですね。
SHARP製は改造出来ない様にガードしてあるため難しいが、
Panasonic製はハードディスクの交換ができる様です。
私も、2TBのハードデイスクを購入して、換装を行いました。
まず、現在のDISKをHitachi製の2TBのハードディスクに交換します。
他社製DISKは、エラーが出てだめでした。
320GBのディスクを、ハードディスクの丸ごとコピーソフト
(Easeus Disk copy)でコピーします。
320GBディスクを2TBにコピーしても、このままでは320GBまでしか
使用できません。
このため、DISKの容量を定義した4箇所のデータ部分を、
2TBに相当するコードに書き換えてやると、録画時間が30時間から
フルハイビジョン 2倍録画モード(HG mode)で186時間に拡大しました。
録画画質をフルハイビジョンモードにする必要もないので、
4倍録画モード(HE mode)にしたら381時間になりました。
DIGA DMR-BW750 機器仕様
・ 型 番 ・ チューナー ・ 同時録音可能番組数 ・ HDD容量 ・ HDD録画時間 ・ HDMI 映像出力 ・ LAN ・ USB ・ 映像入力 ・ 映像出力 ・ D端子/映像出力 ・ S端子映像出力 ・ 光Digital音声出力 ・ 対応SD ・ 再生 media ・ 録画 media ・ 圧縮方式 ・ 消費電力 ・ 待機時消費電力 ・ 重 量 ・ 寸法 WxHxD ・ 発売時期 |
DMR-BW750 地/BS/CS110 2 番組 320GB → 2TBに換装 HG mode:186時間 HE mode:381時間 1 系統 100BASE-TX USB2.0 2 系統 (pin jack) 2 系統 (pin jack) 1 系統 1 系統 1 系統 SD SDHC miniSD microSD microSDHC BD-R BD-RE DVD-R DVD-RW DVD-RAM BD-R BD-RE DVD-R DVD-RW DVD-RAM MPEG-2 MPEG-4 AVC/H.264 28W 0.1W 3.2Kg 430 x 49 x 179 mm 2009年2月 |
Panasonic製 DIGA Blu-ray DMR-BW750 (2009年製)
ハードディスク換装のページ → RD Wiki HDD換装
ハードディスク Partition 編集 → EaseUS Partition Master
無料のハードディスクコピーソフトはこちら → EaseUS Disk Copy 無料版
● パソコンからLAN接続を試みる
2023.08.02
DIGA DMR-BW750には LAN 端子が付いています。
LAN経由でパソコンに映像を取り出せたら 編集・Blu-rayへのダビングが
簡単になるので出来ないか調べてみました。
DIGA の Networkの設定画面から IP Address と Default Gateway・DNSを
設定すればパソコンとつながります。
パソコンの Web Browserを開いて DIGAに設定した IP Addressを打ち込んで
Web上に画面を表示させます。
しかし、表示されたのは設定画面だけで、録画の起動/停止などはできますが
パソコン上で VLCなどを使用した映像を見る事はできませんでした。
もちろん、パソコンから DIGAに映像 Dataを書き込む事もできません。
古い機種なのでこの程度の機能しかなかった。
● BD-R/BD-RE「非対応ディスク」が出て Formatできない。
2023.08.19
DMR-BW750の Diskを 2TBに換装したので、かなり放置していました。
そろそろ換装した 2TBの Diskが満杯になってきたのでダビングを始めました
買い置きしてあった SONYの BD-R 25GB 9枚にダビングを行いました。
BD-Rがなくなったので、新たに買ってきましたが「非対応ディスク」が出て
Format出来ない。なんで?、どうして。
放置してあった 7年間に BD-Rの規格が変わったのでしょうか。
DMR-BW750は、BD-R/BD-REの 25GBと 50GBが使用できます。
いままでは SONYの BD-R 25GB Ver1.2を使用していましたが、
新たに買った BD-Rは「非対応ディスク」の Errorが出る。
BD-Rの規格は 25GB 1-4X Recordable Format Version 1.2であり
買い置きしてあった物と同じです。
考えられる原因1
リージョンA(地域;北欧・北米・日本)ではない場合。
2009年ころの BD-R/BD-REはリージョン(地域)の区別表示がありました。
現在ではリージョンフリーの製品が主流になりラベル表示もありません。
考えられる原因2
Video用とdata用の区別
旧式の装置は Video用とdata用の区別している場合もあり TV録画用の
Recorderに data用 BD-Rを入れると「非対応ディスク」が出ます。
最近の Recorderは data用 Video用どちらも使用できる様です。
考えられる原因3
指紋などによる読み取り面の汚れ。
BD-R/BD-RWは CD/DVDなどより記録密度が上がった分だけ読み取り面の
汚れに対して弱くなっています。
考えられる原因4
レーザーダイオードのレンズの汚れ
何年も使用しているとレーザーダイオードのレンズにホコリなどが付着して
くると、読取りも書込みも出来なくなります。
購入してから10年以上も経過しているので、レンズをアルコールなどで、
クリーニングするのはやっておいた方がよい。
考えられる原因5
最新の BD-R/BD-REは、記録密度が向上しており従来の 25GB(1層)といえども
128GB(4層)を製造できる技術で製造されています。
古いRecorderに付いているレーザーダイオードではこの最新のBD-R/BD-REの
読み取りが困難になってきている場合。
BD-R/BD-REの規格は同じなのに微妙な差があり読めないという事がおきます。
考えられる原因6
DIGAのレーザーダイオードの経年劣化。
半導体レーザーは経年変化により、光出力が減少します。
10年も経過すれば、製造当初の半分ぐらいまで出力が低下します。
製造してから14年も経過した製品ですからレーザー出力の低下は
いたしかたないところです。
考えられる原因7
周囲温度が高すぎた。
今日は8月12日で屋外気温は35℃に達しています。
Blu-ray Recorderの周辺も温度が高く筐体内のレーザーダイオードの周辺は
40℃を超えているかもしれません。
温度が上がるとレーザーダイオードの発振波長が中心からずれてしまって、
発光出力レベルが低下してBD-Rに書き込み出来なくなったのかもしれません。
そのほかの症状としては
レーザーダイオードの経年劣化や温度により、レーザー出力の低下や発振波長の
ずれがもう少し軽度な場合でも、1層目と2層目の読み取り区別が出来ない状態に
なった場合 25GBは読めるけど 50GBは読めないなどの症状が出る事もあります
新たに買った SONY BD-R 25Gbは、全数が「非対応ディスク」になりました。
maxellの BD-R 25GBは 10枚中の5枚が「非対応ディスク」になりました。
この様な Errorの出方は、SoftWareによるものではなく、原因はハードウェアの
経年劣化や BD-R/BD-REの記録密度の技術が向上して同じ規格であっても製造の
しかたが違うので読み取り出来ないか、又は温度と考えた方がよいでしょう。
Windows PCで Formatしたら使えるか
DIGAでは Formatが出来ないので Windows PCで Formatしたら読み書きが
出来る様になるかもしれません。
しかし Windowsの Blu-rayの解説には BD-Rは1回しか書込み出来ないので
Formatは出来ないと書いてあるし、panasonicの解説には Blu-ray Recorder
などに Format機能はあるが、その機器でBD-Rを Formatしたら他機器には
使用出来ないと書いてあった。
Windows PCでBD-Rを Formatして Blu-ray Recorderで使用する事は
無理な様です。
対 策
考えられる原因1〜4まで実施してみましたが状態はかわらず。
残るは Blu-ray Controllerを交換するしか、やる事がなくなってしまいました。
10年以上前の製品ですから新品は無く、ヤフオクで中古の同一型番の
Blu-ray Controllerを購入して差し替えました。
やっと復旧しました。
原因はやはりレーザーダイオードの劣化だった様です。
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