け い ざ ん の D I Y 工 房

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●壁をウッドファイバーに取り換える (6)

 2020.04.20

【断熱工事 リビング】
ダイニングの断熱工事が完了したので、
次はリビングの断熱工事に取り掛かります。
まずは家具の移動を行います。
TVボードが付いているのですが、これは据付家具みたいに
間柱にがっちり固定されていて簡単には取り外せない。
このTVボードは木の板が厚くて重たい上にネジの量がすごく多い。
壊すのも大変だけど、再度組立る事を考えると気が重くなります。
側板側はなんとか外せましたが、途中で+ドライバーの先が
つぶれてしまい上側は外す事を断念してしまいました。
インパクト・ドライバーのビットも先端がつぶれてしまいました。
今は電車にもバスにも乗りたくないのでホームセンターまで
買いにも行けず、我が家の断熱工事は色々な理由で止まります。


リビングのTVボードを分解
kabe1


リビングの壁の断熱材を取替えるために、
石膏ボードの壁を壊す作業に入ります。
いつもの様に、この作業はホコリだらけになります。
家の中が、石膏ボードの粉で真っ白になります。
石膏ボードを壊すと、グラスウールの断熱材が出てきます。
現在入っているこのグラスウールの規格は、10k 70mmであり
断熱材としては最低ランクの物です。
工務店は家を建てるコストを安くするために、
外から見えない所は、最低ランクの物を使用しているのです。
北海道あたりでは、冬は -20℃くらいになるので、
かなりしっかりした断熱を行っていますが、
建築基準の地域Wに指定された関東から西の太平洋側では、
建築基準自体の規格も低いが、工務店のやっている事は
住む人の事を考えて家を建てているとは思えないのです。
こんな状態だから、関東から西の太平洋側に住んでいる人の家は、
冬は寒くて夏は暑いのです。


石膏ボードを取り壊す途中
kabe2


石膏ボードを取り除いた状態
kabe3


グラスウールを取り除いた状態
kabe4


石膏ボードをはがしたら、グラスウールを撤去します。
そうすると柱の外側から張った透湿防水シートが出てきます。
透湿防水シートの室内側側からダウケミカルの
スタイロホーム3種b規格50mmを入れていきます。
スタイロホームの断熱材とは、簡単にいうと家電製品の
梱包に使用されている発泡スチロールと同じです。
スタイロホームの材質は発泡ポリスチレンです。
発泡スチロールに比べると、空気の気泡が非常に細かいのです。
この細かい気泡の中にガスが充填されています。
この細かい気泡とガスで断熱を行なうのです。
この気泡の細かさによって断熱性能が変わるので
性能別種類分けがされています。
3種b規格は気泡が細かい、熱伝導率λ=0.022以下(w/m・k)の
高性能の製品です。


スタイロホームの断熱材を入れる
kabe5


この作業は、毎回木クズでホコリだらけになります。
ウッドファイバーを加工する時には、特に木クズがたくさん出るので、
屋外に作業台を出して加工します。
今の季節は暑くも寒くも無く、作業に最適です。
ウッドファイバーは、ドイツで開発された次世代エコ断熱材で、
日本に入ってきたのは比較的に新しく2009年から北海道の
苫小牧で生産される様になりました。


ウッドファイバーの断熱材を入れる
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構造用合板を張り終えて、写真を撮ってみたら、
フラッシュに反射した浮遊塵が丸くいっぱい浮いています。
目でみる限りでは何も見えなかったけど、
カメラのフラッシュには、反射して見えるようです。
これは写真を撮る前にちょっとだけだと思って窓も開けず、
石膏ボードの板を細かく壊した時に出たホコリでした。
やはり窓を開けて作業しないとよくないですね。


構造用合板を張る
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構造用合板を張る
kabe6


構造用合板を張り終えたら、TVボードの側面を取付けます。
これは重たかった、外す時も大変だったけど、取付ける時も大変。


TVボードを取り付ける
kabe6


その後、構造用合板と合板の隙間やクギの頭にパテ塗りを行ないます。
特にクギの頭はそのままの状態で壁紙を貼ると、
後でクギが錆びてきて壁紙が黒くシミになるのです。


パテを塗る
kabe6


パテ塗りをした後は壁紙貼りですが、
リビングには吹き抜け部分があるので、
壁紙は吹き抜け部分と一緒に貼ります。


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