● 壁をウッドファイバーに取り換える (2)
2018.12.03
今年は、あまりにも暑くて、7月中旬からリホーム工事を休んでいましたが、
涼しくなってきたら、せやまる・パソコン館のボランティアに時間を取られたので、
2部屋目の工事再開がかなり遅れてしまいました。
2部屋目も石膏ボードの壁を壊して、中に断熱材のウッドファイバーを入れます。
クロゼットの部分は、それ自体が断熱層になりますのでやりません。
この壁を壊してわかった事は、2階と1階の間に小さいひさしの様な部分があって、
この屋根裏部分は全く断熱材が施工されていない事がわかりました。
スレートぶきの屋根と木の板1枚しかないのです。断熱材が全くない。
そもそも断熱性能が最低ランクの断熱材しか使用していなくて、
その上に家全体の中で、ここだけ断熱が切れているのです。
これでは雨風は防げますが、冬は家の中の熱が、どんどん外へ逃げていきます。
夏は屋外の熱がここから侵入して、エアコンのききが悪いのです。
この家を建てた建築会社は、こんな手抜き施工をしていたのです。
腹が立つけど断熱材を入れなければ、冬は寒いし夏は暑い。
困った事に1階と2階の間のひさし部分の屋根裏は、
狭くて作業する空間がないので体も入らなければ手も届かない。
ここに断熱材をどうやって施工するか、これはかなり厄介な問題です。
12月に入ってだんだん寒くなってきました。
早く処置をしないと、今度の冬も寒い思いをしなくてはならなくなります。
これはこまった、悩ましい。
2階の部屋の北側壁を壊した状態
2階の部屋の北側壁を壊した状態
石膏ボードを取り除いた状態
断熱材をこの隙間から押込む
グラスウール断熱材
断熱材をこの隙間から押込む(1巻目)
断熱材をこの隙間から押込む(2巻目)
入荷した断熱材ウッドファイバー
断熱材ウッドファイバーを押込む
構造用合板を張る
クギの頭にパテを塗る
2部屋目の西向き側と南向き側も、壁を壊して断熱材を入れていきます。
2部屋目の西向き側と南向き側
1. 西向き面の壁を壊す
2. ウッドファイバーを入れる
3. ウッドファイバーを重ねて入れる
4. ウッドファイバーを入れ終える
5. 構造用合板を張る
6. 構造用合板を張り終える
7. 壁紙を貼る
8. 壁紙を貼り終えて西向き面完成
9. 南向き面の壁を壊してグラスファイバーを撤去
10. スタイロフォームを入れる
11. 重ねてウッドファイバーを入れる
12. 構造用合板を張る
13. 釘にパテを塗る
14. 壁紙を貼る
15. 壁紙を貼り終えて南向き面完成
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------