●集中排気FANの取付
2012.12.16
家の気密性をよくして断熱性能を上げるためには、
各部屋に付いている自然換気口を閉じてしまわなければなりません。
この自然換気口から、冬は冷気、夏は熱気が入ってくるわけです。
冬の寒い日に、自然換気口の開け閉めで、どれくらい部屋の温度が
変わるか実験してみました。
寒い日の朝の温度で2℃ぐらい違います。
全ての部屋の換気口を閉めてしまえば、断熱性能は上がりますが、
今度は汚れた部屋の空気を、どの様に換気するかという問題が出てきます。
これには、各部屋から強制排気で空気の入れ替えをするしかありません。
各部屋に排気口を取り付けて、ダクトで屋根裏まで配管を行います。
屋根裏には強制排気をするFANを取り付けて、ここから排気を行います。
全館集中排気BOXの構造概略図
全館集中排気BOXの図面作成
ダクト配管の接続図
全館集中排気BOXの外観
ダクト配管の様子
各部屋に取付けた排気口
集中排気FANを稼働すると2時間から3時間で家の中の空気が入れ替わります。
外気と家の中の温度が20度くらい違う冬に行うとよくわかります。
2時間後くらいから家の中の温度が一気に下がって、寒くてしかたがない
くらいになり、空気の入替が進んでいる事を体感できます。
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