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● RaspberryPi 4 Ver.12 (bookworm)で Samba Serverを作る

 2025.01.11

【Samba Serverを作る】
 RaspberryPi OS Ver.12(bookworm)に Samba Serverを更新します。
 Wayland版 OSにすると realVNCが使用出来なくなり、代わりに raspi connectが
 使用できるが、これは emailを登録しなければならず、web Browserに表示させる
 のに起動時間が長くかかるという欠点がある。
 realVNCを使用したいので X11版を installします。
 旧版の X11のため waylandの様に GUIが快適ではありません。
 X11版では Network Computerで NAS上の Folderが見えますので、
 geditを使用して HTML fileの編集ができます。
 geditで問題が出たときは Windowsを起動して Tera Padを使用して NAS上の
 Fileを編集することもできます。
 


 Debian Ver.12 bookworm top画面
bookworm



【SD Card作り】
 RaspberryPi Download siteから RaspberryPi Ver.12 (bookworm) 64bit版 imgを
 Downloadをして、raspi imagerで SD Cardを作成します。
 作成した SD Cardをパソコンに挿して起動します。
 
【初期設定】
 1. bookworm OSが起動したら国を選択して「japan」にします。
 2. user名を「pi03」にして login passwordの設定をします。
  これは2度入力します。
 3. key boardの選択を行い wifiの SSIDと passwordを設定します。
 4. updateを行って最新状態にします。
 5. 再起動を求められるので「はい」を選択する。

【詳細設定】
  再起動したら LXTerminalを起動して詳細設定をします。
   $ sudo raspi-config
   ・自動立ち上げの設定
    System Options → S5 Boot/Auto Login → B4 Desktop Autologin 選択
   ・host名称設定
    System Options → S4 Host name → 「raspberry」→ 「raspi04」
   ・VNC接続時の解像度設定
    Display Options → VNC Resolution → 1920x1080 選択
   ・SSH, VNC, SPI, I2C設定
    Interface Options   → I2 SSH → Yes → OK
               → I3 VNC → Yes → OK
               → I4 SPI → Yes → OK
               → I5 I2C → Yes → OK
   ・Localisation Options   これは設定されている事の確認
    Locale        → ja_JP UTF-8 UTF-8
    Time zone       → Asia Tokyo
    keyboard        → japan 109 keyboard
    WLAN Country     → japan


【VNC接続】
 waylandでは、従来から使用していた realVNCは使用できません。
 X11版に戻せば、realVNCを使用することができます。

【X11に設定変更】
 LXTerminalを起動して raspi-configで X11に戻します。
 $ sudo raspi-config
  6 Advanced Options → A6 wayland → W1 X11 選択 → OK → Finish

  再起動後に X11環境に戻ります。
  RealVNCは従来通り使用できます。


 SAMBA App install

  (1) install
   $ sudo apt-get update
   $ sudo apt-get upgrade
   $ sudo apt-get install samba samba-common-bin smbclient cifs-utils
   samba の install が始まります。

   install が終わったら status の確認をします。
   $ sudo systemctl status smbd
   $ sudo systemctl status nmbd
   いずれも Active になっていれば可。

  (2) smb.conf の設定
   $ cd /etc/samba
   $ sudo nano smb.conf
   以下の設定を追加します。

   [global]
   client max protocol = SMB3 → ないとWin Explorerに表示されない
   client min protocol = SMB3 → ないとWin Explorerに表示されない
   interfaces = 192.168.1.0/24 wlan0  #4カラム目は 0 にする。
   map to guest = Bad User
   [media]
   browseable = yes
   comment = NAS samba server
   create mask = 0775
   directory mask = 0775
   force group = pi04
   force user = pi04
   guest ok = yes
   path = /media/pi04
   read only = No
   valid users = @pi04


【Samba Serverで作る NAS】
 HDDまたはSSDを取り付けて mountすれば、NASとして運用できます。



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